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転職エージェント各社の特徴が分からず、どこへ登録すればいいか迷っている方へ。 転職エージェントごとの求人数や特長を比較し、20代やハイキャリア層におすすめの転職エージェントを紹介します。 |
全国には転職エージェントを含む民間職業紹介事業所が、約20,400事業所あり、そんなにあったらどこを選べばいいのか迷ってしまうのは当然です。
その際は無理に1つに絞るのではなく、大手総合型のエージェント、中小特化型のエージェントを5社ほど複数登録することをおすすめします。その理由は主に3点あります。
転職活動を有利に進めるためには、大手総合型と中小特化型の転職エージェントを複数登録し、各エージェントの良いところだけを有効活用していくことを念頭に置きましょう。
「リクルートエージェント」「doda」に代表される大手の転職エージェントは、マンパワーを駆使して幅広い業界・職種の求人を集め、転職者に紹介する「総合型」転職エージェントと呼ばれています。
企業側と折衝する営業担当、転職者と折衝するキャリアアドバイザーとで分業されています。そのため、求人数が豊富で書類添削や面接練習などの転職サポートを時間をかけて受けることが可能というメリットがあります。どんな転職者でも登録して損はないです。
一方、テレビCMなどでもあまり見ることのない中小の転職エージェントは、シニア層やIT求人中心など、年代や業種に特化した求人を紹介する「特化型」転職エージェントに分類されます。
キャリアアドバイザーが営業業務を兼務することが多く、転職者の条件に合った求人のマッチング技術が高いというメリットがあります。
中小特化型転職エージェントを選ぶ基準は自分の職歴・キャリアです。
キャリアに自信のない人は、ポテンシャル採用求人を多く取り扱う未経験・第二新卒に特化した転職エージェントに登録。
キャリアに自信のある人は、高所得求人の多いハイキャリア特化型の転職エージェントを選びましょう。
上手な転職エージェントの選び方は、大手総合型転職エージェントで自分のキャリアが優れているかどうかを判別してもらった後、キャリアに応じた中小特化型転職エージェントを選ぶことです。
初めて転職エージェントを利用する際に、必ず登録しておきたいおすすめ大手総合型転職エージェントはどれ?求人数やそれぞれの特長を比較し、自分にぴったりの3社を選びましょう。
求人数 | 大手取引企業数(※1) | 優良事業者認定(※2) | 特長 | |
---|---|---|---|---|
リクルート | 15万件以上 |
約2400社 | × | 採用成功実績41万人 |
doda | 10万件以上 | 約3300社 | × | 取引企業数約2万6000社 |
マイナビ | 3万5000件以上 | 非公開 | 〇 手厚いサポート |
25~35歳の登録者割合60% |
パソナキャリア | 3万7000件以上 | 非公開 | × | 転職後年収アップ登録者割合67% |
type | 1万2000件以上 | 非公開 | × | 東京・神奈川・埼玉・千葉の求人が中心 |
リクルートエージェントは転職業界最多の求人案件を誇る転職エージェントです。案件が多い分求人の業界・職種が豊富なので、転職するなら必ず登録すべき転職エージェントです。
求人案内に加え、登録者は転職面接対策の「面接力向上セミナー」、求人企業の情報をまとめた「AGENT Report」の利用が可能です。とりわけ1回目の転職で転職知識のない人にとってありがたい転職支援ツールが充実しています。
dodaは業界2番手の求人数で、大手企業の求人も多く取り扱っています。登録者の半数は20代で、リクルートエージェントと併用して求人の選択肢を広げるのにおすすめです。
dodaにはバイリンガル人材やアパレル業界など、各専門分野のキャリアアドバイザーが多数所属しています。大手企業でのキャリアアップや異業種への転職志向が高い人におすすめの転職エージェントです。
マイナビエージェントは大手総合型転職エージェントで唯一、適正な業務運営を証明する厚生労働省の職業紹介優良事業者認定を取得しています。
そのため、キャリアアドバイザーの親身な転職サポートが売りで、企業の人事・採用担当との交渉事にも定評があります。大手企業志向というよりも自分に合った求人を紹介してもらいたい人におすすめの転職エージェントです。
パソナキャリアは近年、経営幹部や役職幹部の転職支援に力を入れており、30代以上の登録者割合が半数以上を占める転職エージェントです。
パソナキャリアのサービスを利用した登録者のうち、転職後年収アップした割合は約67%でリクルート利用者の63%を上回ります。配偶者や家族を持つ30代からの転職で待遇を改善したい人、キャリアアップを叶えたい人にぴったりの転職エージェントです。
type転職エージェントは総合型転職エージェントの中では知名度は低いほうですが、関東圏での転職実績を重ねてきた老舗の転職エージェントです。
大手に比べて求人が少ない分登録者数も少ない方で、「穴場の転職エージェント」としてキャリアアドバイザーの手厚いサポートを受けられるメリットがあります。
未経験・第二新卒者が大手総合型転職エージェントと合わせて登録すべき中小特化型転職エージェントはどれ?求人数やそれぞれの特長を比較し、自分にぴったりの2社を選びましょう。
求人数 | 登録に必要な学歴 | 特長 | |
---|---|---|---|
マイナビジョブ20’s | 約1500件 | 不問 | 登録できるのが20代限定 |
ハタラクティブ | 1700件以上 | 中卒以上 | 内定率80% |
就職Shop | 2万4000件以上 | 不問 | 利用者10万人以上 |
ワークポート (未経験向けサービス) |
1万5000件以上 | 不問 | 相談実績35万人 |
東京しごとセンター | 約5000件 | 非公開 | 年間就職決定者7000人以上 |
マイナビジョブ20’sは20代のみ登録できる転職エージェントです。第二新卒向けの求人の紹介、20代向けの面接方法などを教えてもらえるため、20代のうちに転職をしてしまいたい人は第一に登録しましょう。
ハタラクティブは、経歴や学歴が不安な人の登録を歓迎する第二新卒向け転職エージェントです。チャットツールを使って専任のアドバイザーと気軽に連絡を取れるので、余計な時間をかけずに納得いく転職をしたい20代におすすめの転職エージェントと言えます。
就職Shopは、正社員未経験もしくは無職の20代に特化した転職エージェントです。登録者の9割が20代で、求人登録企業は8555社。就職活動の方法を一から教えてもらえるサポート体制があるので、20代になってから働き始める人でも使いやすいエージェントです。
ワークポートはIT・Web系の求人に強い転職エージェントですが、未経験からの転職支援サービスも独自に展開しています。未経験20代向けのエンジニアスクール開催や30代以上の未経験求人案件を扱い、離職期間が長い20代後半以降の人に向いている転職エージェントです。
東京しごとセンターは幅広い年齢に東京都内の求人を紹介する就職支援サービスです。29歳以下、30-54歳、55歳以上と年代別にサービスを提供しており、特に東京都内で正社員を目指す30代以降の未経験者は利用すべきサービスです。
ハイキャリア層が大手総合型転職エージェントと合わせて登録すべき中小特化型転職エージェントはどれ?求人数やそれぞれの特長を比較し、自分にぴったりの2社を選びましょう。
求人数 | 年収1000万円求人 | 特長 | |
---|---|---|---|
ビズリーチ | 11万件以上 | 4万件以上 | 登録ヘッドハンター3000人 |
JAC | 7000件以上 | 約2500件 | 転職支援実績約43万人 |
キャリアカーバー | 5万件以上 | 1万4000件以上 | ヘッドハンター約1400人 |
ビズリーチは職務経歴書を登録すると、企業やヘッドハンターからスカウトが届くハイキャリア向け転職サイトです。転職エージェントではありませんが、ハイキャリア向けの求人数は業界トップクラスです。
ヘッドハンターを自分で選ぶことが可能なので、優秀なヘッドハンターを見つけて面接対策を細かく受けることも可能です。仕事をしながらハイキャリア転職を確実に成功させたいという人は、ビズリーチに登録すべきです。
JACリクルートメントは高学歴、海外勤務経験などを持つハイキャリア向け転職エージェントです。キャリアコンサルタントが業界・職種、求人企業に深い見識を持っていることが強みです。
30代~50代の転職支援実績が多いですが、求人の年収は500万円からがほとんどで、20代からでもキャリアアップに積極的な人におすすめの転職エージェントとなっています。
キャリアカーバーは経営幹部や管理職限定の会員制転職サイトです。ビズリーチと同じくヘッドハント型のサービスで、「顧問求人」に限定したスカウトサービスも利用できます。
キャリアカーバー側から転職者に営業的な電話をかけることはしない契約となっており、これは他のエージェントではあまり見られないサービスです。時間がかかっても自分に合ったハイキャリア案件が届くのを待ちたい人におすすめです。